時空を超え「文様」の世界にふれる

投稿日:2017年08月17日

作成者:kagetsuddo

文様と模様は違うもの。どんな図柄や文字も模様と言うのに対し、文様にはすべていわれがあります。
「古今」「万葉」「伊勢物語」「四書五経」などを紐解けば、詩歌や物語の場面、主人公の衣服などにその意味があることがわかってきます。たとえば日本の代表的な文様の一つ「松竹梅」。 そこには人生につきものの苦難を乗り越えるには、松竹梅にたとえられる三人の友を持ちなさいという、教えが込められています。
松のように常に凛とした友、竹のように実直で柔軟な友、梅のように冬の寒さに耐え明るい花を咲かせる友。
いまに受け継がれる文様の一つ一つが、永く遥かな時空を超えて、普遍の美しさと価値を私たちに語りかけます。

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