木彫龍頭(もくちょうりゅうず)

投稿日:2017年08月17日

作成者:kagetsuddo

源氏重代の大鎧に範をとる平安武久の前立ては、姫小松を材とする木彫の龍。 反り返った鱗の一枚一枚、手足に絡みつく雲、いまにも炎を吹き上げんばかりの舌、まざまざと見せつけられる彫刻の冴え。 水晶の玉を抱き、燦然と平安武久の兜に鎮座する姿は、永遠に幼子を守り続けることを約束してくれる象徴といえます。

カテゴリー: