雛人形・五月人形・羽子板・破魔弓の人形の佳月
本着せとは内掛けを一枚の生地で着せ付ける方法です。
雛人形の着せつけは一般的に上部と下部は別々に作り合わせるのが多いのですが、本着せの雛人形は、まるで人間が着物を着ているかのように上部と下部が一体になって着せ付ける技法で作製された雛人形です。
本着せの手法は、とても難しく作ることの出来る職人は、ほんの一握りです。
本着せの見分け方は、姫の後ろの部分を見れば分かります。下の写真の形になっていない雛人形は、本着せではありません。
本着せの性質上この様な形でないと作る事が出来ないからです。
上部の写真を見て頂ければ分かりますが、まさに芸術品と言っても過言ではないほど完璧な仕上がりを持つ雛人形です。