雛人形・五月人形・羽子板・破魔弓の人形の佳月
古都・京都の歴史の中で、守り伝え磨き抜かれた一流の技と美の結晶、京雛、京甲冑。
人形の佳月は、この伝統ある京を代表する雛人形作家、 甲冑作家の作品を中心にお届けしています。
お子様の健やかな成長を願い見守る雛人形や五月人形を、 落ち着いた店内でごゆっくりお選びください。
雛人形の本流をたどるとき、京都はその発祥の地として、 つねに最高峰を極めつくしてきました。
その歴史の中で、宮中の子女の玩具から、武家や一般にまで広まった江戸時代、 雛人形にはひとつの取り決めができました。
それは京都、大阪、江戸でしか作ってはいけないというもので、 この三大都市で雛の市が立ちました。
そのひとつとして、 京都でつくられる気品と雅が息づく雛人形は「京雛」と呼ばれるようになりました。
典雅な世界をかもしだす京雛は、その四千余りにもおよぶ工程のすべてが手づくり。
人形の頭、髪付け、手足、小道具、衣装などすべて分業で行われており、それぞれの雛師の家に代々伝わる手法で、手間や材料にこだわり、丁寧に作り上げられていきます。
造形美、配色など完成度は極めて高く、その美しさは京都を代表すると言っても過言ではありません。
基本にていねいに造り上げる職人気質のため、製作数も多くはありません。
帯地、唐織など裂地の追求に余念がありません。裂地の配色は京都一と言え、細かいところに気を配る気質が息づく雛作家です。
皇室御嘉納栄賜。
直線的な造形が強調され、有職御京雛の独創性を感じさせてくれます。
有職御京雛司の名門作家です。
有職京雛司で、もっとも古典的な造形を守り続けている雛作家です。
仕上がりに高い品位を感じます。
十二単衣の配色を忠実に再現する有職御京雛司の名門作家。
雛幸の伝統のひとつに一子相伝のしきたりがあり、幾人にも伝えられない独特の技術があります。皇室御用達。
十七代目を引き継ぐ作家らしく、伝承の確かさが作品に表れています。端正な作風が特徴です。
有職故実をもとに、配色、着付けを着実に表現しています。
「装束着付け」の第一人者です。
伝承の優美を守る名人と称されています。製作数が極めて少なく、実物が販売店に展示されることも滅多にありません。
皇室御用達。
今日の主流である十二単衣を初めて完成させるなど、伝統に基づいた造形に独特の作風を調和させている雛作家です。
京都の伝統色を守りつつ、ふくよかな作風と新しい感覚も醸し出しています。
堅固にして繊細、勇猛にして美しい。
用と美、誇りと気品を兼ね備えた日本の甲冑は、 世界でも評価の高い美術工芸品です。 金工、皮革、漆工、染織など工芸技術の集大成ともいえる甲冑は、 古くから専門の製作者により支えられてきました。
最古の家系とされる奈良の春日派、もっとも有名な京に起こった明珍派などがあり、 この時代から国宝や重要文化財として今に伝わる名品をもとに、 忠実に復元される節句用の鎧兜は、芸術的にもたいへん価値の高いものです。
その中で、伝統の技法とものづくりにこだわる西の最高峰が「京甲冑」。
和紙子札に漆仕上げの兜など派手さをおさえた渋味が特長の「江戸甲冑」に比べ、西陣織や組紐、箔押しなど京の伝統工芸が結晶した華麗さが魅力です。
甲冑師本田徳治郎氏に師事。
伝承の優雅を守る名人として称されている。
その美しさは京都を代表すると言っても過言ではない。
甲冑師今村善次郎氏に師事。
甲冑生地をはじめとする鉄板鍛造、金具の彫刻等を修行。
京甲冑師の第一人者として優美な作品を創り続けている。
三条小鍛冶宗近の流れを汲む。その磨き上げた至芸で数々の名作を残している。当代随一の刀匠と評され、京都府伝統産業優秀技術者として活躍している。
伝統を重んじる京都にあって常に新しい創作意欲に燃え、次々に斬新な作品を生み出している。